1.リストラ、それは突然やってきた

1/23 会社から突然、全社員に対して自主退職の勧告が言い渡される。 この時は、そのほとんどの社員が自主的に退職するかどうかを選択できると思い込んでいる。 新卒組の連中には無縁なものであると皆考えていたはずなのだが・・・。 この日は、自分の担当しているプロダクトの打ち上げ+チームの解散会+派遣社員の送別会を行った。 幹事は自分。しかしながら、これが自分の送別会でもあったことは部長以外は知らなかったのだろう。
1/24 私用で会社に行く。当然、この時も転職なんてまったく考えていなかった。
1/26 部長と面接。自主退職をするように言われる。会社側はあらかじめ退職させる人間を希望させていたらしい。 ただ、部長は私を残留させるように努力をすると言っていた。とりあえずこの言葉を信じることにする。 この日を境に社内の活気がなくなったような気がする。
1/27 解雇された場合、現在のメールアカウントが使えなくなるので個人用のメールアカウントを取得する。
1/28 部長に会社に残してもらうように要請。意見は受け入れてもらえるのだろうか? しかし、部長の口から出て来た言葉はすごかった。

私 :「もし、退職願を期限までに提出しなかった場合どうなるのでしょうか」
部長:「別の部署で働く可能性が高い」
私 :「営業とかもありえるということですか?」
部長:「いや、メールルームで働いてもらうこともありえる」
私 :「・・・・」

冗談じゃないぞ。いくら、私が電子メール関連のソフトの開発をしていたからって、 社内便の配達や、社外からくる荷物の管理をなぜしなくちゃならないんだ?? (ちなみに、今までこの仕事は派遣社員によって行われている)

1/30 いつまでたっても、残留か解雇かを決定しない部長に対して、どうなっているのか聞いてみるがのらりくらりと答えるばかり・・。
2/4 今回の件に関しては人事の横柄な態度にもかなり頭に来ている私だが、人事にこんな質問をしてみる。

私 :「この自主退職願は必ず出さないといけないのですか?」
人事:「・・・・。それは、私には答えられません。上の者(人事部長)に聞いてみてください。」

まさにお役所といったところか。とりあえず、人事部長と話をする機会を与えてもらう。 役員会議で自分を会社に残すかどうかという議題があがるが、私と人事部長が話をしないまま社長の一声で解雇が決定する。 解雇決定後、人事部長と話をする時間が与えられる。今更、何も話すことはないんだけどね。 提出期限の17時ぎりぎりに退職願を提出する。 ちなみに、今回の一件では、私が最後までもめていたことが後で分かった。

2/6 最終出社日。引継ぎと片付けで大忙し。 この日の昼食のとき、社内の人に自宅の近くにあるSというテスティング専門の小さな会社を紹介してもらう。 話を聞いてみいてみてびっくり。その会社の社長が、以前仕事の上で面識があるる事が判明。 さっそく会社に電話してみる。2月10日に社長が会ってくれるとのこと。 夜になっても仕事は終わらず、結局会社に泊まることになる。最終出社日に銭湯に行くとは思いもしなかった。 この日社内のメールシステムのクライアントソフトが新しいものにバージョンアップされた。 このバージョンのクライアントソフトは皮肉なことに私が担当していたものであった。